【基礎編】『もう一度会いたい』と思わせる!相手を惹きつける会話術

婚活を進展させるうえで難しいのは、2回目の約束です。
1回目のデートで「もう一度会いたい」「もう一度話してみたい」と思ってもらうことができなければ、次につながりません。

会話上手な人とそうでない人の違いは、基本の会話術にプラスαがあるかどうか。
しかし、これは相手のちょっとした表情やしぐさから気持ちを察知するなど、生まれ持ったコミュニケーション能力や恋愛経験が活きてくる分野です。

この記事では、コミュニケーションスキルや恋愛経験に関係なく、誰でも平等に実践できる基本の会話術をご紹介します。

あらい

まずは、基本に忠実に会話の経験を積んでみましょう!

目次

コミュ力問わず誰でもできる基本の会話術5選

1.会話中に名前を呼ぶ

会話中に相手の名前を呼ぶことで得られる効果を、心理学では「ネームコーリング効果」と言います。
名前を呼ばれると、「自分のことを覚えてくれている」「関心を持たれている」という承認欲求が刺激され、急激に相手への好感度と信頼度が高まります。

例)「こんにちは!」→「〇〇さん、こんにちは!」

2.話を遮らずに最後まで聞く

人が話をしているときに、話を最後まで聞かず話を遮ってくる人がいます。
そういう人の心理として、「他人に興味がない」「自分の話をして優位に立ちたい」「知らない話をされても知らないと言いたくない」などがあります。

相手との信頼関係を築くうえで、著しく妨げとなる行為です。
伝えたいことがあったとしても、必ず相手がきちんと話し終わってからにしましょう。

3.自分の弱みや失敗をあえてさらけ出す

結婚を意識するのなら、お互いの長所ばかりではなく、短所も気になるところ。
しかし、初対面の人にいきなり短所を伝えるのは少しハードルが高いですよね。

ところが心理学では、自分の弱みをさらけ出すという行為は、自分のことを客観視できている証拠です。
自分のダメな部分や弱い部分をきちんと把握し、失敗を繰り返さないよう克服している表れなので、決してマイナス面ばかりではありません。
とくに男性は、自分が先に自分の弱みを素直に話してあげることで、女性の本音や弱みを話しやすくしてあげましょう。
弱みを正直に話すことで、あなたに心を開いているという面をアピールしましょう。

4.YES/NOで答えられる質問をする

会話中の質問形態として以下の2つがあります。

  • YES/NOで答えられる「クローズド・クエスチョン」
  • 相手が自由に答えられる「オープン・クエスチョン」


恋愛経験が少なく、「何を話せばいいかわからない」「うまく会話できない」という会員さんは多くいらっしゃいます。

それは、自分の話や回答によって「相手を困らせてしまうのではないか」「嫌われるのではないか」という不安な心理が働いているのです。
とくに男性は、女性をリラックスさせてあげるよう、YES/NOで答えられるクローズド・クエスチョンで会話のストレスを緩和させてあげましょう。

例)「食事は何を食べたいですか?」→「おすすめのイタリアンのお店があるんですけど、どうですか?」

5.過去の恋愛/結婚歴の失敗を相手のせいにしない

結婚を前提としたお付き合いを考える場合、過去の恋愛経験や結婚歴を話す場面があるかもしれません。
その際に、破局の原因を自分ではなく相手のせいにするというのは、自分の体裁は守れるかもしれませんが、実はデメリットになりかねません。

「もし、僕(わたし)とうまくいかなかった場合も、その原因は僕(わたし)のせいだと言われるのではないか」という、不信感を抱かせてしまう可能性があります。

非言語コミュニケーションを活用してライバルに差をつける!

コミュニケーションには、大きく分けて2種類あります。

  • 言葉を使った「言語コミュニケーション」
  • ボディランゲージ・表情・声のトーンなどの「非言語コミュニケ―ション」

アメリカのコミュニケーション学者レイ・L・バードウィステルの実験では、二者間の会話終了後にお互いの印象に残っていた内容は、言葉で使って情報伝達をした内容が35%、ジェスチャーや笑顔を交えて話した内容が65%という結果が発表されています。

TPOによって、その場にふさわしいコミュニケーション方法は変化するかもしれませんが、人はコミュニケーションをとるうえで、言語よりも非言語からの情報が優先的に伝わることがわかります。

みなさん、このような経験はありませんか?
メールや電話のやり取りだけでは「怒ってるのかな?」と心配したのに、実際に会って話をすると、全然そんなことはなくて拍子抜けしてしまった…というシーン。
喜怒哀楽などの感情は、とくに表情や声のトーンなどの非言語ツールをうまく取り入れてコミュニケーションをとった方が正しく伝わるようです。

結婚相談所で人気のある会員さんは、他からのアプローチもあると思ったほうが自然。
意中の方とのデートの際は、表情や声色を意識して「僕は(わたしは)〇〇さんといると楽しい!」という気持ちをお相手に伝えて、あなたを印象づけましょう。
ライバルの中から選ばれるためには、どれだけ意中の方の印象に残ったかどうかです!

まとめ

恋愛や結婚にとどまらず、相手を惹きつける会話術を持っている人はどのようなシーンでも重宝され、求められます。

それは、ただ単に先天的なコミュニケーション力や過去の恋愛経験に起因するだけではなく、一緒に過ごす時間を自分が楽しもうとするのではなく、「相手に気持ちよく過ごしてほしい」という思いやりの気持ちを持ち合わせている人という見方はできないでしょうか。

あらい

初対面の人との会話が苦手という方は、この記事を参考にしていただき、相手に自分との時間を心地よく過ごしてもらうには、どんな会話がよいか整理してみてはいかがでしょうか。

【参考】
『名前を呼ぶことが印象形成に及ぼす影響』鬼頭 里帆・三浦 大志 共著
『対人援助の現場で使える 質問する技術便利帖』大谷佳子著

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